臨床心理1年が書く〝心理学の基礎〟&〝ブラック心理〟

心理学のことをメインに書いていきたいと思います。たくさんの人と関われたらいいと思ってます。よろしくお願いします。

短期記憶から長期記憶に!エビングハウスの忘却曲線から学ぶ勉強法!

勉強をする上で必ず必要になるのは暗記。

でも、自分の好きなら分野ならまだしも、苦手な分野の暗記となると、楽ではないですよね。

そんな悩みを少しでも解消できるように、暗記が楽になる方法を紹介しようと思います!

 

 

エビングハウス忘却曲線って?

ドイツの心理学者のヘルマン・エビングハウス(Hermann Ebbinghaus)が無意味綴り(子音+母音+子音(例,kaf.nuj.leh.等))を暗記させて、時間とともにどの程度覚えているかを調べて、曲線でまとめたのが「エビングハウス忘却曲線」です。

 

実験結果

 

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エビングハウスの忘却曲線 - Bing images

 

縦軸が記憶で、横軸が時間(日数)です。

赤い曲線が一度の学習後の記憶の衰退を表し。

緑の曲線は復習した時の記憶の推移です。

 

細かい数値を見ると

20分後 節約率が58%

1時間後 節約率が44%

9時間後 節約率が36%

1日後  節約率が33%

2日後  節約率が28%

6日後  節約率が25%

31日後 節約率が21%

 

節約率とは?

節約率とは「覚え直すのにかかった時間が、どれだけ1回目より節約できたか。」ということです。

 

節約率は次のような式で求めることができます。

 

節約率=(節約された時間(最初に要した時間)ー(覚え直すのに要した時間))÷(最初に要した時間)

 

例えば一回目に10分かかって単語を覚えました。次覚えるのに6分かかったとします。

すると、節約率は(10-6)÷10=0.4

百分率で表す場合は100をかけて40%となります。

 

エビングハウス忘却曲線では、「20分後に58%忘れて、42%覚える」と間違えられますが、58%というのは節約率なので意味が違ってきます。

極端な話、100個の単語を覚えた20分後に、約40個の単語を忘れる。ということではないので間違えないようにしてください。

 

結果を応用した暗記法!

まず、エビングハウス忘却曲線のポイントは2つあります。

 

1つめは、復習するごとに節約率が下がりにくくなっている!

つまり、記憶に定着して行っているということです!

 

復習することで、記憶に残りやすくなるのは皆さんも知っていると思いますが、復習するのに適したタイミングはご存じでしょうか。

 

勉強してから、1週間後に1回目の復習、2週間目に2回目の復習、1ヶ月後以内に3回目の復習をするのが良いそうです。

記憶するのは短期記憶は、側頭葉→海馬→忘却となります。長期記憶にするには、側頭葉→海馬→側頭葉となるようにしなくてはいけません。

上記の方法だと、記憶の定着に個人差はありますが、大体このタイミングなら完全に節約率が0なることがないく、再び側頭葉に保存されるそうです。

 

また、長く一つのことをやるのではなく細かく区切る方が効率がいいということにもなります。

 

2つめは、覚えたものの何割かを忘れるのではなく、節約率が下がる!

狭く深くより、広く浅く学ぶことを意識すると言うことです。

 

10個の単語を完璧に覚えた場合と20個の単語を覚えた場合では、多くの完璧ではなくとも多くの単語を覚えた方が結果的に多くの単語を覚えられるのである。

 

まとめ

暗記は広く浅く、短時間に分けて行う。

復習は、1週間後、2週間後、1ヶ月以内に行う。