臨床心理1年が書く〝心理学の基礎〟&〝ブラック心理〟

心理学のことをメインに書いていきたいと思います。たくさんの人と関われたらいいと思ってます。よろしくお願いします。

条件付け最終回!&潜在学習 臨床心理学

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こんにちは!

心理学部1年の葵です。

またもや条件づけについてです。多分今回が、条件付けについて書く最後の記事になります。

 

目次

 

反応形成で複雑な条件付け

条件付けによってある程度、複雑な行動を条件付けさせることができる。複雑な行動をさせるには、反応形成(シェーピング)を行う必要がある。

 

反応形成(シェーピング)とは

予備的な手続きを導入して、段階的に目標とする行動が生じやすくする手続きをすること。

 

シェーピングの例

犬にお手をさせたいときには、

1.犬の右前足を持ち上げながら、「お手」と言う。

2.5秒キープ

3.右前足を下ろして、褒めてあげる。

4.これを何度も繰り返す。

5.もう覚えたと思ったら、今度は、前足を持ち上げないで「お手」という。

6.お手をしてくれたら褒めてあげる。

7.何度も行い確実に覚えさせる。

 

この1~4がお手のシェーピングとなる。

私はシェーピングのことを

「条件付けの準備運動」

「条件付けのための条件付け」と覚える。

 

このシェーピングを使いネズミにバスケットの試合をさせることもできる。


心理学の授業で披露されたネズミのバスケ試合

 

条件付けの限界

しかし、シェーピングを使っても条件付けが困難な場合があります。その差は、生物学的制約によって生まれます。

つまり、動物の主に固有の反応形式が抑制してしまいます。

私は、「種レベルの癖」と覚えました。

 

生物学的制約の例

アライグマには、手に持ったモノを洗うようにこする反応がありますよね。

そんなアライグマに、コインを1枚かごに入れるように条件づけをします。この条件付けは難なく成立します。

しかし、2枚のコインをかごに入れる条件づけでは、コインをこすり合わせて離さなくなってしまいます。

 

よりよい反応形成とは

条件付けを学習しても、その後の強化が行わなければ、徐々に行動頻度は低下してしまいます。

強化の方法は大きく分けて2つあります。

1,行動を行った後に毎回強化する(連続強化

2,行動を行った後に時々強化する(部分強化

 

この部分強化には、いくつか種類があり、

2回に1回など、一定の割合で強化を行うのが、定率強化

1時間に1回などと、一定の時間で強化を行うのが定時強化

ランダムに強化を与え平均的な率や時間を一定にする、変率強化、変時強化

などがある。

 

部分強化は連続強化に比べて消去抵抗が大きいため、条件付けの消去がされにくい。

この現象を部分強化効果と言う。

 

潜在学習

ネズミが迷路を通ってゴールへ行かせるための学習には通常、ゴールに報酬となる餌を置くが、その餌をおかずに迷路を探索させるだけでも学習を行うことができる。

その証拠に報酬なしから報酬ありに切り替えると、次の試行から急速に向上し、はじめから報酬のある群と成績が追いつき、その後おいこしてしまう。

この結果から、報酬なしの時期に潜在的に学習が行われ、それが表された、と解釈することができる。

 

この実験を行ったのはトールマンら(Tolman&Honzik,1930)

 

今回は以上です。

ご指摘などありましたら、言っていただけると幸いです。

また、質問などありましてら勉強になるのでどんどんしてください笑