臨床心理1年が書く〝心理学の基礎〟&〝ブラック心理〟

心理学のことをメインに書いていきたいと思います。たくさんの人と関われたらいいと思ってます。よろしくお願いします。

対象の永続性と「いないいない ばぁ」

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今回も臨床寄りのお話です。

赤ちゃんが「いないいない ばぁ」で驚くのには対象の永続性が関係しています。

その「対象の永続性」についての説明を書きます。

 

対象の永続性とは

物体が隠れていても、実際にはそこに実在すると理解すること

 

対象の永続性の獲得

人は、対象の永続性の概念は、約1歳半頃までに獲得します。

 

対象の永続性の実験

対象の永続性の実験で有名なのは、ピアジェバウアと私は、考えます。

今回は、バウアの実験について説明します。

 

対象者は、生後20日~100日の乳児

乳児が興味が持ちそうな物体用意をします。それを、フィールドの真ん中に置きます。

フィールドの一方の端から衝立をゆっくりと動かし、物体を隠す。

そして、一定の時間たったら衝立を取り出します。

このときに、物体にある操作をします。

 

1.そのまま。衝立がどくとまたおんなじ物体を見ることができる(再出現条件

2.物体が衝立で隠されているときに、隠す。乳児には、ばれないように隠すので、乳児からは急に消えたように見える。(消去条件

 

衝立で、物体を隠している時間を1.5秒から15秒まで実験する。

その時の、乳児の驚きを心拍数の変化目印にして測定をする。

 

実験結果

生後20日の乳児は、衝立で隠している時間が3秒までは、再出現条件よりも消去条件のほうが心拍数の変化が大きい。(再出現条件<消去条件

しかし、3秒以上では、再出現条件のほうが心拍数の変化が大きい。(再出現条件>消去条件

つまり、生後20日の乳児は、3秒以内は、消えたことに違和感を覚えるが、3秒以上経つと物体がそこに存在する情報が失われているということです。

 

しかし、生後100日の乳児になると、15秒まで一貫して消去条件の方が心拍数の変化が大きかった。(再出現条件<消去条件

このことから、生後100日の乳児は、物体が存在している情報を15秒ほど頭の中に保持されている。

 

「いないいない ばぁ」が面白い理由

母親が、「いないいない」で手で顔を隠すことで、見えなくなるが、母親の顔がそこに存在することを理解しているため、「ばぁ」で再出現をすると、期待通りに顔が出てきて喜んでいるのです。

 

私たちも、マジックでカードが消えたり、また出てきたりしたら「ワー」っと喜びますよね。期待通りで喜ぶとはそういうことです。

 

以上

対象の永続性についてでした!ありがとうございました。