臨床心理1年が書く〝心理学の基礎〟&〝ブラック心理〟

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エリクソンの人生の8つの課題!あなたはちゃんと達成出来てますか?

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目次

 

エリクソンの生涯発達説

エリクソンは心理・社会的な自我の発達として、人間の8つの発達段階論を展開した。

各発達段階の「プラスの力」と「マイナスの力」がありプラスの力を多く獲得(プラスの力70%マイナスの力30%といった感じ)すると成長や健康に向かい、人格の活力(例.希望,意思)を獲得できる。そして、次の課題に順序よく移れる。

その反対にマイナスの力を多く獲得すると発達の後退や病理に向かい、次の課題の獲得にもマイナスの影響が出る。

 

と言う説である。

 

8つの発達段階

※「→」の先がプラスの力の要素が多いときに獲得できる人格の活力です。

1.乳児期(0〜1歳)    基本的信頼感 対 基本的不信 →希望

2.幼児期初期(1〜3歳)  自律性 対 恥・疑惑 →意思

3.幼児期後期(3~6歳) 積極性(自主性) 対 罪悪感→目的

4.学童期(7〜11歳)   勤勉性 対 劣等感 →有能感

5.青年期(12〜20歳)   同一性 対 同一性の拡散 →忠誠

6.青年前期(20〜30歳)  親密 対 孤立 →愛

7.成人期(30〜65歳)      世代性 対 停滞 →世話 

8.老年期(65歳以上)   統合 対 絶望 →知恵

 

詳しくみていこう!

 

1.乳児期(0〜1歳)    基本的信頼感 対 基本的不信

基本的信頼感とは、どんなことを言うのでしょうか。

ここでは、自分が生きる意味がある。自分以外の世界を信じてもいい!という感じです。1歳以下の時にこのような考えを自分から得るのは難しいです。なので、養育者が赤ちゃんのアクションに反応してあげることで獲得することができます。

 

2.幼児期初期(1〜3歳)  自律性 対 恥・疑惑

自律性とは、自己身体のコントロール感。だんだんと自分一人でできることが増えてくるので、自分の意思で身体をコントロールできることを学びます。

 また、第一次反抗期があります。反抗期は個体形成の元となりとても重要な時期です。

 

3.幼児期後期(3~6歳) 積極性(自主性) 対 罪悪感

この時期に将来像が決まってきます。

どんな人間になりたいかです。

結構早い。と思いましたが、幼稚園の卒園の時に将来の夢を書いてたのでしっかりと意識できてたんですね。

今まで2者関係だけだったが、次第に3者関係の意識をし始めます。

親と子だけの関係が友達や親戚との関係ができてくる。

 

4.児童期(6~12歳)勤勉性 対 劣等感

ほかの時期に較べて安全な期間だそうです。

何が安全かと言うと、性欲が安定するということです。

これにより、技能や学習の習得に適している時期です。

幼児期までの自己中心的な思考から脱出する時期です。

この時期の問題としては、いじめ、不登校などが挙げられます。

 

5.青年期(12歳~)同一性 対 同一性の拡散

青年期は長いので前期(思春期、中学生あたり)・中期(高校生)・後期(大学生、社会人など)に分けられる。

 

前期は、第二次反抗期(否定期)です。自他に対して否定的になってしまします。典型的な「うっせーババア!」は、この時期に言いがちですよね。

または、人生の課題が獲得できずにここに停滞してしまっているかですね。

否定することすべてが悪いわけではありません。自己嫌悪や他者への否定は時に変革をもたらします。

 

中期は、不安や孤独感を感じ自分で悩むことができるようになります。

心で悩むと言うことはスゴく難しいことです。

最近では、心で悩めない少年の増加が見られています。

そのような人は、消極的になったり、身体に何らかの影響が出ます(微熱など)。

 

後期は、社会の中の自分の位置、方向性を含めた同一性(アイデンティティ)の模索期。

アイデンティティの獲得には、自分のあり方、方向性に自分と社会が納得することが必要です。

 

6.成人前期(20~30歳) 親密性 対 孤立

この時期に職業と結婚生活への適応が求められる。(すこし耳が痛いですね。私だけ?)

職業上の同僚との仲間関係、結婚生活での異性との関係が重要ですがここを円滑に進めるには、青年期のアイデンティティをうまく獲得できていると異性や性格の異なった人とうまく付き合っていけます。

 

7.成人期(30~60歳) 世代性(生殖性) 対 停滞性

世代性(生殖性)とは、子どもを産むだけで無く、後輩や弟子を育てること。職場のいい先輩は世代性がうまく獲得できているんですね。尊敬します。

停滞性とは、生み出し、育てる余裕が無く過度な自己愛に陥ってしまいます。

 

8.老年期 (60歳~) 統合性 対 絶望

統合性とは、今までの生き方を受容して意味あるモノとし、締めくくりを死にゆくことに対して積極的な予期・準備をする。

これに対して、絶望とは過去や現在の経験の一貫性が失われていくこと、自分の人生を意味づけられないということがあります。

 

まとめ

エリクソンは、このように人生の課題を設定したが、現代とはすこしずれている部分もある。例えば、成人前期の結婚生活など。今は晩婚化などいって結婚の時期が遅くなっていますよね。あくまで参考程度に覚えておこう。

 

ありがとうございました。