臨床心理1年が書く〝心理学の基礎〟&〝ブラック心理〟

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【犯罪心理学】生まれつきの犯罪者はいるのか?生来性犯罪人説

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犯罪心理学の分野はでは、これまで沢山の研究がなされてきましたが、その中でも「近代犯罪学の祖」と呼ばれる19世紀のイタリアの犯罪学者ロンブローゾ(Lombroso,C)の唱えた説はとても興味深いです。

 

その説が今回説明する説の一つ「生来性犯罪説」です!

 

目次

 

 

生来性犯罪説とは?

ある日、ロンブローゾは山賊の検死を行いました。その時に頭蓋骨の下に他の人にはないようなくぼみを見つけました。

そこから、軍医でもあったロンブローゾは刑務所の受刑者と兵士の身体と精神面を調査し、犯罪者には以下のような特徴があると結論付けました。

 

犯罪者の18の特徴

身体的特徴

  • 脳が小さい
  • 厚い頭蓋骨
  • 大きな顎
  • 狭い額
  • 大きな耳
  • 異常な歯並び
  • 鷲鼻
  • 長い腕

 

精神的特徴

  • 道徳観の欠如
  • 残忍感
  • 衝動性
  • 怠惰
  • 低い知能
  • 痛感の鈍麻

 

生来性犯罪者説の欠点

ロンブローゾは犯罪の発生について「原因と結果」に単純に当てはめただけという欠点がありました。また、脳が小さいのが犯罪者の特徴としていたが、死んだロンブローゾの脳は通常の人よりも小さかったそうです。

 

ロンブローゾの説は多くの反論を受けたが、犯罪者の特徴をまとめ、客観的に調べようとした初めの人物で犯罪心理学の世界に大きな影響を与えました。

 

その他にも犯罪者を見た目でわける説がありました。クレッチマーの体格と気質の関係です。

 

クレッチマーの体格と気質の関係?

始めの頃記事に書いたことがありますが、ドイツの医学者クレッチマーは体型からその人の性格を分析しました。

例えば、細身の人は非社交的で繊細な人が多く、肥満型の人は社交的だが、責任に弱い。ガタイのいい人は職人気質の人が多いというものです。

ここからさらに犯罪の特徴にも関連付けられました。

細身型は窃盗や詐欺をするタイプ

闘士型(ガタイがいい人)は暴力犯罪を行うタイプ

などと言われています。

 

しかし、クレッチマーやロンブーゾの説はどちらも環境に作用される可能際を含んでいないので、一般の人には人気があるが実際に使うことの出来ない説でした。

 

まとめ

どちらの説も「見た目でわかる」という実証できれば、とても利便性の高い説だったが、反論に勝てず昔の理論とされました。

しかし、単純な理論を好む人達にとっては興味深いため、受け入れやすい説だと思います。確かに面白いですしねw

 

そもそも、犯罪者とそうでない人との見分ける定義付けが難しく、誰にでも犯罪を行ってしまう可能性があるので研究するのはとても難しいですね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。