臨床心理1年が書く〝心理学の基礎〟&〝ブラック心理〟

心理学のことをメインに書いていきたいと思います。たくさんの人と関われたらいいと思ってます。よろしくお願いします。

【犯罪心理】詐欺の種類と「だまされる心理」と「だます心理」

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皆さんは詐欺というのに引っかかったことはありますか?

若さゆえか私はまだないのですが、詐欺というのはとても怖いものです。人の信頼感を利用して行う犯行なので、他の犯行とは手口が異なります。

今回はなぜ詐欺に騙されるのかその心理について書いていこうと思います。

 

目次

 

 

詐欺被害の現状

平成3年から平成11年辺りまでの検挙率は90%程ありましたが、そこから徐々に低下し、平成16年には約32%と戦後最低を記録しましたが、平成22年には約66%まで回復しました。

 

詐欺の種類

警察による統計上の分類では次の4つに分けられます。

 

オレオレ詐欺

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電話を利用して、家族、弁護士、警察などを装い、ターゲットの身内が事故や事件に巻き込まれたと誤認させ、示談金などの処理に必要なお金を請求し、預金口座に現金を振り込ませる手法。

 

架空請求詐欺

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不特定多数の人物にインターネットや郵便で架空の事実を口実として現金を預金口座に振り込むように促す手法。

 

融資保証金詐欺

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実際には融資しないが、融資する旨の文書などを送付して融資を志願してきた者に対して保証金などを名目に現金を預金口座にに振り込ませる。

 

還付金等詐欺

税務署や社会保険事務所の職員を名乗り、税金や保険金などを還付するのに必要な手続きを装ってATMまで誘導し、口座間送金によって現金をだましとる。

 

オレオレ詐欺と還付金等詐欺の被害者は主に50歳代以上の中高齢者が多い。架空請求詐欺は20~30歳代の人が被害を多く受けており、融資保証金詐欺30~50歳代の人がメインである。

性別で見ると、オレオレ詐欺と還付金等詐欺は女性が7割と多く、架空請求詐欺と融資保証金詐欺男女半々の割合になっている。

 

騙される人の心理

「まさか俺(私)が詐欺にかかるなんてありえない」

 

という心理が働いています。人は、災厄がふりかかる可能性を、実際に起こる可能性よりも低く見積ってしまいます。

また、騙す方も心理を利用してきます。

 

だましの心理

お返ししたくなる「返報性の心理」

例えば、「腕時計詐欺

まず、詐欺師が「たまたま売れ残った高級時計なんだけど、無くさなきゃノルマ達成出来ないからこれ貰ってよ。」と声をかけてきます。その後に「このあと打ち上げなんだけど少しでいいからカンパしてくれない?」と言われたとします。

詐欺師は、初めに渡した高級時計と言っていたモノがタダの時計なので、ここでカンパしてもらえれば詐欺成功となります。

普通にただ「カンパしてくれない?」と言われてもしませんが、「高級時計を貰っているので少しくらいなら返してあげよう」と思ってしまいます。これを「返報性の心理」と言います。

 

専門性が信頼を勝ち取る

また、警察官や弁護士と名乗ることで「まさか、この人たちが嘘つくはずがないだろう」と考えてしまうので怪しまなくなってしまいます。詐欺の基本的なテクニックで一度信じてしまうと思い直すのは少し難しいかもしれません。

 

一貫性を求めるコミットメント効果

その他にも、詐欺師がターゲットに何度か判断を委ねることで、コミットメント効果と言うのが起きてしまいます。これは、自分の発言や行動に一貫性を持たせようとせる心理で1度Yesと言ってしまうとYesの方向に答えが傾いてしまいます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。みなさんも気をつけてください。